さい子ども会フリースペース 活動レポート

活動概要

実施期間
2021年4月~(継続中)

開催日
毎月第4日曜日 13:30~17:00

開催頻度
年10回程度(やむを得ず中止となる場合あり)

開催場所
さい公会堂(OSK藤原の向井)

開催の背景・目的

 近年、子ども同士が気軽に集まって遊べる環境が減少していると感じています。友達の家に行くにも大人同士の事前連絡が必要になり、「ここに行けば誰かがいる」という公園や居場所も少なくなりました。

 こうした状況を受け、子どもだけでも安心して遊びに来ることができ、あまり知らない子ども同士でも自然に関係を築ける町内(ごく近隣)の居場所として、「さい子ども会フリースペース」を開始しました。

 開始当初は新型コロナウイルス感染症の影響もあり、子どもたちの遊び場が一層限られていたことも背景の一つです。また、子どもと一緒に来る大人にとっても、付き添いに専念するのではなく、大人同士が気軽に会話できる場となることを期待して開催してきました。

 現在では、当初から明確に想定していた目的を超え、地域における「第三の居場所」としての役割を担う“場”になりつつあると考えています。

参加状況

 開始当初は、参加する子どもが数人から10数人程度の日もあり、来訪者がいない回もありました。しかし、継続的な開催を重ねることで、2022年頃からは子ども20~30人程度が安定して参加するようになっています。

 大人の参加者も、保護者やボランティアの大学生を含めて5~10人前後となっており、大学生ボランティアはテスト期間や長期休暇中には参加がない場合もありますが、通常は1~3人程度が継続的に参加しています。

活動の特徴

 本活動の特徴の一つが、「駄菓子屋さい子ども会」の実施です。来訪した子どもには150円分の駄菓子券を配布し、特に未就学児や低学年の子どもが楽しめるお買い物体験を提供しています。現金の使用も可能ですが、年齢や家庭環境による差が出ないよう、子どもが使える現金は100円までとしています。

 また、Nintendo Switchやスマートフォンなど、家庭環境や学年によって差が生じやすいデバイスの使用は禁止し、代わりに人生ゲームなどのボードゲームや各種おもちゃを用意しています。

 会場にある道具を使い、参加している子ども同士が自然に関わり合いながら遊ぶ環境づくりを大切にしています。

運営体制

助成金等の活用

駄菓子やボードゲーム類の購入には、主に助成金を活用しています。

これまで「さい子ども会フリースペース」で利用してきた主な助成金は以下のとおりです。

  • 岡山県社会福祉協議会「こどもの居場所立ち上げ助成」
  • 岡山市社会福祉協議会「桐山基金」
  • 令和7年度 赤い羽根共同募金
     「つながりをたやさない社会づくり活動応援助成」

 また、助成金以外にも、岡山市社会福祉協議会を通じた寄贈品の配布や、個人・団体から寄せられた寄付物品の配布を行っており、これらもフリースペースの運営を支える大切な資源となっています。

継続開催による変化と効果

 これまでの子ども会活動は、年に数回のお楽しみ会が中心であったため、子ども会に加入していても、子ども同士・大人同士が継続的に関係を深める機会は限られていました。

 しかし、「さい子ども会フリースペース」という毎月1回の定期的な活動ができたことで、顔を合わせる機会が増え、これまで以上に子ども同士、大人同士の親睦が深まるきっかけを作ることができているのではないかと感じています。

所感・参加者の声

 活動開始当初は来訪者がいない日もあり、正直なところ心が折れそうになることもありました。しかし、継続することの大切さを実感するように、少しずつ遊びに来る子どもたちが増え、現在では安定した参加につながっています。

 新規参加者よりもリピーターが多いのが現状ではありますが、友達同士で誘い合って参加する様子も見られ、地域の居場所として子どもたちに認知されてきていると感じています。

子どもたちからは
「昔ながらの駄菓子屋みたいで楽しい」
「友達と一緒に遊べるのがうれしい」
といった声が聞かれています。

また、保護者からも
「仕事・家事・送迎だけでなく、大人同士で話ができて気が休まる」
という声が寄せられており、子どもだけでなく大人にとっても意味のある場になっていることを実感しています。

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